大切な家族であるペットを失ったとき、心にぽっかりと穴があいたような感覚に襲われることがあります。
食事の時間、散歩の時間、何気ない日常の一コマ――そのすべてに、大切な「あの子」の姿を思い出しては涙してしまう。
ペットロスとは、そんな深い喪失感や悲しみのことを指します。
ここではペット(猫)ロスの心を回復させていくためにおすすめな本をご紹介していきます。
ペットロスとは 「自然な悲しみ」
まず知っておいてほしいのは、ペットロスは決して大げさなものではないということです。
ペットは単なる動物ではなく、毎日を共に過ごした大切な家族であり、心の支え、癒しの存在ですよね。
その存在を失って悲しむのは、ごく自然な反応です。
「たかがペットでそんなに落ち込むなんて」「もう時間が経ったんだから元気を出して」と言われ、余計につらくなる人も少なくありません。
しかし、悲しみの大きさに正解や期限はありません。
自分の感じている気持ちを否定しないことが、回復への第一歩です。
ペットロスで起こりやすい心と体の反応
ペットを失ったあと、次のような心や体の変化が現れることがあります。
- 何もやる気が起きない
- 突然涙があふれる
- 強い罪悪感や後悔にとらわれる
- 食欲不振や睡眠不足
- ひとりになるのが怖い、逆に人に会いたくない
これらは心が深い悲しみを処理しようとしているサインです。
そういう時期なのだと受け止めてあげましょう。
そしてそんな時期におすすめなのが「本を読む」ということです。
実際の本でも、電子書籍などでも構いません。
自分の心を整理し、悲しみを乗り越えるために是非お勧めしたい本があるのでご紹介します。
猫好きにおすすめ①天国での暮らしはどうですか
KADOKAWA書店から出版されている中山有香里さんの本「天国での暮らしはどうですか」は、「ペット」と一緒に暮らしたことのある方なら共感できること間違いなしのコミックエッセイです。
ほんわかした絵がかわいらしく、ちょっとお間抜けなキャラクターにおもわずクスッとしてしまう場面もあります。
物語は天国で暮らすペット目線のお話です。
ペットたちは天国で飼い主たちをそれぞれに想いながら、再会の時を待っています。
(これを書きながら私も昔飼っていた猫ちゃんを思い出してしまって・・・)
この本を読むと心があったかくなりますし、自分の大切な「あの子」もこんな風に天国で自分を待っていてくれたらいいなと思えると思います。
「もう会えない」と考えてしまうと悲しくなりますが、また天国で会えると思うと「今頑張って生きよう」と少し前を向けるのではないかと思います。
コミックエッセイなのでサクッと読めますし、何度でも読みたいおすすめの作品です。
猫好きにおすすめ②世界一幸せな飼い主にしてくれた猫
次はKADOKAWA書店から出版されている著者ねこゆうこさんの「世界一幸せな飼い主にしてくれた猫」です。
こちらは作者さんのねこちゃんたちのお話で、写真が所々に入っているので、自分の猫ちゃんと重ねてしまい辛くなる方もいらっしゃるかもしれませんが、作者の方の心情が細かく書かれており深く共感できるなと感じました。
作者の方が大切な猫ちゃんを大変な介護の末、亡くし、ペットロスに向き合い、また新しい猫ちゃんを迎え入れるお話です。
介護の内容も詳しく書いてあるので「生き物を最後まで飼う」大変さも読んでいて感じましたし、うちの子がもしこうなったら自分もこんな風に対応できるだろうかと考えさせられました。
絵柄はとても可愛く猫ちゃんたちの写真に癒されます。
猫好きにおすすめ③しかたないからおしえてあげる
次にご紹介するのは、UTSUWA出版、著者うえだまりさんの「しかたがないからおしえてあげる」です。
見やすくかわいい絵と、小さな子どもでも読みやすい絵本となっています。
こちらの絵本は特に、「子供のころに猫を飼っていた人」におすすめしたいです…!
子供のころに猫を飼っていた人ならきっと共感してくれるはず、そしてあのときもっと一緒に居てあげたらよかったと感じている人には刺さる内容なのではと思います。
まとめ
私も小学校のころから飼っていた猫ちゃんを亡くしたとき、こんなに辛い思いをするならもう絶対飼わない!!と思っていたのですが、今また猫を迎え入れて毎日癒されています。
人間より命は短いし、いくら大切にしていても必ず死は訪れてしまう。
亡くなったら悲しい気持ちはもちろんありますが、それ以上にたくさんの幸せをくれる「ペット」という存在が私たちの人生に与えてくれたものは計り知れません。
何気ない日常の中で感じたぬくもりや、無条件の愛、そばにいるだけで心が救われた時間は、決して消えることはありません。
その思い出は悲しみの中でも静かに寄り添い、これから先も自分自身の心の支えとして生き続けていくのだと思います。
今回ご紹介した本を読んで、みなさんが大切な子を思い出してあたたかい気持ちになれたらいいな、と思っております。

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