お米の価格高騰が続く中、政府の備蓄米が放出され始めています。
備蓄米だとどこを見ればわかる?値段はどのくらい?普通のお米とどう違うの?など様々な疑問があると思います。
本日は備蓄米に関する様々な疑問にお答えしていきます!
備蓄米とは
政府の備蓄米とは、米の生産量が大幅に減った時に備えて、法律に基づいて国が保管している主食用の米のことです。
10年に1度の深刻な不作や2年連続の不作にも対応できるよう、毎年約20万トンずつを5年分の約100万トンを全国300余りの倉庫に保管しています。
kん回備蓄米が放出されることになった原因は米の値上がり。2024年4月と2025年5月を比べると約2倍の金額に値上がりしており、引き続き高騰が続いています。
備蓄米は元々米の深刻な不作や災害などに限って放出する方針でしたが、今回の米の高騰を受け流通に支障が出た場合も備蓄米を放出することが認められました。
放出された米はまず、JAなどの集荷業者に入札で売り渡されます。
その後卸されて小売店に販売されるという流れになります。
備蓄米の種類や見分け方について
今回、すでに放出されている15万トンのうち10万トンは2024年産、5万トンは2023年産のものです。
保管されている備蓄米には「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」などスーパーでもおなじみの品種に加えて、地域オリジナルの品種もあります。
備蓄米の種類(主な品種)はこちら
初回の備蓄米放出で販売される品種は、去年産の41品種 約10万トンで主な品種はこちら。
・青森県産「まっしぐら」約2万トン
・新潟県産「こしいぶき」約1.3万トン
・宮城・福島県産「ひとめぼれ」約1.3万トン
・山形県産「はえぬき」約8,600トン
・富山・新潟県産「コシヒカリ」約6,200トン など
おととし産は6品種 計5万トンで
・山形県産「はえぬき」約1.6万トン
・宮城・福島県産「ひとめぼれ」約1.1万トン
・新潟県産「こしいぶき」約9,700トン
・秋田県産「あきたこまち」約5,400トン
・富山・新潟県産「コシヒカリ」約4,500トン
・北海道産「ななつぼし」約3,000トン など
スーパーでもお馴染みの品種が多い印象ですね。
では備蓄米かそうではない普通の米か、どう見分けたらよいのでしょうか?
備蓄米の見分け方について
米袋の表示をよく確認してみてください。
「複数原料米」や「ブレンド米」と表示がある場合は備蓄米が含まれている可能性があります。
先ほどお伝えした放出されている品種が混ざった状態で販売されている状態です。
業者によると、落札できる備蓄米の量や銘柄がわからないため、多くの業者が対応しやすい「ブレンド米」の米袋を用意していたよう。
大半の備蓄米は銘柄を選別するより、早く流通に乗せられるブレンド米として販売されるとのことです。
精米時期が25年3月下旬と書かれているものも備蓄米の可能性が高いようです。
スーパーでお米を購入される際は確認してみてくださいね。
値段が下がるのはいつ?
備蓄米が放出され始めましたが、いつごろから米の値段が下がるのでしょうか?
備蓄米の放出は2025年3月にスタートし、7月ごろまで毎月実施予定となっています。
2025年4月現在では、まだ値段は下がっておらず、いつから値下げされるのかと心配の声が上がっています。
米の価格を安定させるには、流通量を増やすことが必要です。
2025年7月まで毎月備蓄米が放出され続け、米の流通量が改善すれば、結果として価格の高騰も落ち着いてくると予想されています。
元々市場に米が足りておらず、備蓄米が放出されても価格の高騰が止まらない現状では、2025年秋に新米が出回るまでは現在の価格水準が続くと予想されます…
早く元のお値段に戻ってくれることを祈っています…!
まとめ
今回は放出されている備蓄米について、見分け方や種類についてご紹介しました。
備蓄米が放出され始めましたが、まだまだ価格の高騰は続いており、生活はひっ迫するばかり…
ほかの食品も値上がりが続いていて、各家庭はもちろん飲食店経営の方も大変な思いをされていると思います。
お米は日本人になくてはならない主食!
早く安心してお米が食べたいですね。
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